ヒアルロン酸の効果。

美容効果が注目されがちなヒアルロン酸ですが、他の効能もすばらしいものを持っています。
関節や目にも良い働きを持っており、注射薬や目薬にも使用されているのです。

ヒアルロン酸の主な効果。

美容や関節痛への効果を含む、ヒアルロン酸の代表的な効能を紹介します。美容以外の働きも注目です。

肌に潤いを与えます。

ヒアルロン酸は、皮膚の95%を占める真皮層にコラーゲン等と共に存在しています。真皮層は、皮膚の土台のような存在で、真皮層の状態により、表皮に重大な影響を与えます。

ヒアルロン酸が真皮層に十分に存在すると、必要な水分が得られ、肌にも潤いが得られます。

ちなみに、コラーゲンは、真皮層で肌のハリを作り出しています。

関節痛を緩和します。

骨と骨との間に存在するヒアルロン酸は、重要な潤滑成分として働いています。また、その弾力で、衝撃の緩和にも役立っています。

ヒアルロン酸が減少すると、軟骨に磨耗が生じ、関節痛として症状が現れます。その為、関節痛(変形性ヒザ関節症)の治療として、ヒアルロン酸が使用されています。

生理痛を改善します。

ヒアルロン酸は、卵巣に多く存在しており、卵子を包む膜として働いています。

この膜が正常に生成されないと、卵管への排出がうまくいかず、生理不順や生理痛を引き起こします。

ヒアルロンさんが十分に存在することで、生理不順、生理痛の改善だけでなく、不妊にも効果があると考えられています。

ヒアルロン酸とリウマチ

リウマチは、自己免疫細胞が軟骨を誤認して攻撃してしまい、激しい痛みを伴う病気です。残念なことに、現在では治療法が見つかっていません。

ところが、最近の研究で、リウマチ患者のヒザにヒアルロン酸を注入した結果、痛みの症状が緩和したとの報告があります。

詳しいメカニズムはわかっていませんが、注射によって患部に入ったヒアルロン酸が、体内をめぐり、肝臓に達し、そこで代謝、分解され、低分子化されたヒアルロン酸が、患部など全身に回った結果症状が改善されたのではないかと考えられています。

今後のヒアルロン酸の研究にも注目です。

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