イソフラボンの効果を解説。

イホフラボンって何？

イソフラボンは大豆や葛などのマメ科の植物に含まれているポリフェノールです。

マメ科の殆どの種には、多量のイソフラボン類が含有されていますが、特に大豆に含まれるイソフラボンを総称して大豆イソフラボンと呼ばれています。

また、女性ホルモンであるエストロゲンと作用が非常に似ていることから、植物性エストロゲンとも呼ばれます。

イソフラボンの効果。

下記に、代表的なイソフラボンの効果を紹介します。

エストロゲンと似た働きをすることで、更年期障害を緩和します。

女性ホルモンの分泌や作用を助けることで不妊の改善に役立ちます。

抗酸化作用よって、体内の酸化を抑制し健康や美容に役立ちます。

エストロゲンの減少による骨粗鬆症の予防に役立ちます。

イソフラボンを多く含む食品。

イソフラボンは、大豆をはじめ、豆腐や納豆、味噌やきな粉などの大豆の加工食品に多く含まれています。

また、葛（くず）やカンゾウ、レッドクローバーなどの他のマメ科の植物にも含まれています。

イソフラボンの摂取量や副作用。

大豆イソフラボンは、食品安全委員会により、安全な１日摂取目安量の上限を７０〜７５ｍｇ/日、特定保健用食品として摂取する場合の安全な１日上乗せ摂取量の上限をアグリコン換算（糖が外れた構造に換算）で３０ｍｇ/日に設定されています。

副作用としては、腹痛や嘔吐、便秘などが報告されています。
また、女性ホルモンと似た作用を持つことから、長期にわかる過剰摂取はホルモンバランスを崩す恐れがあると言われています。

カプサイシンとの相乗効果。

女性に重要な作用を持つイソフラボンですが、男性にも大切な成分です。

特にイソフラボンと唐辛子の辛み成分であるカプサイシンを同時に摂取することで相乗効果により強力な発毛効果があることが最近の研究で明らかになっています。

これは、イソフラボンとカプサイシンが、毛根中の「ＩＧＦ−１」を増加させる働きを持ち、ＩＧＦ−１によって髪の毛のもととなる毛母細胞の分裂・増殖が盛んになる為です。